トイレ つまり 直し方が明かすノウハウ

一見簡単そうに見える間取図の作成が、実はなかなかの難物だったのです。
コンピュータで設計図などを描くためのCADというシステムがあります。 しかし、これは家や自動車の設計のように、膨大な量の図面を描くために作られたものですから、非常に高価で、間取図では「宝の持ち腐れ」になってしまいます。
一方、子ども用の「お絵かきソフト」も検討しましたが、これはユーザーインターフェイスがやさしすぎて、逆に使いづらいという結果が出ました。 そこで、仲介業務支援システムの最初のバージョンを開発するにあたって、地図を描くためにコンピュータの支援によって設計作業を行うこと。

この設計業務の効率化や操作性の向上などが、これで期待できる。 パッケージソフトを間取図用に手直しして、挑戦してみました。
これでも描けないことはありません。 ただし、事業所でこの入力作業をやっていくと、下手をすると一つの間取図を描くのに四五分くらいかかってしまいました。
結局、この間取図作成が一つのネックとなって、事業所でのパソコンの利用が進まず、〈カンタックス〉で発信するための情報量の確保に苦労することになりました。 このために、物件情報の登録作業を、本社の入力センターで一括してやることを余儀なくされたわけです。
地図を描くためのソフトを使ったこの方法は、作成済みのデータがどんどん蓄積されてくれば、過去のデータを流用したり、一部を手直ししたりして対応できる部分が増えてきます。 それで、時間がたつにつれて、作成時間も当初の三分の一くらいまでには短縮できるようになってきました。
その次に挑戦したのが、手書きの間取図原紙をスキャナーで読み込み、線分情報を自動解析して、パソコンが自動的に間取図を描くというやり方です。 この場合も、間取図原紙を各事業所からFAXなどで送ってもらい、入力センターで読み込み作業などを行っていきました。
しかし、線分情報の自動解析といった技術はまだ発展途上だったため、線分の認識精度が低く、あまり成功したとはいえません。 そして、〈Success21〉で採用したのが、これまで蓄積した間取図集をCD―ROMに納めて各事業所に配布し、これに一部手直しを加えることで新規の間取図を作成するシステムでした。
事業所で作成された間取図が瞬時に各サービスに出力される。 〈Success21〉には、間取図修正用の専用ソフトが組み込まれており、これを使えば修正もアッという間にできてしまいます。

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